Tokyu Architects & Engineers Recruit Site

初期設計で考え抜くことが、
全ての後工程を決める。
引き出しを増やし、
見通す力を磨く。

TAEの人
INTERVIEW
#10
齊藤 量平

建築設計本部 環境・設備設計室

2016年3月 中途採用

SAITO Ryohei
INTERVIEW
2025
Question

現在の仕事は?

ホテル、オフィス、商業施設、集合住宅など多様な用途の機械設備の設計監理に携わっています。TAEでは初期設計──基本計画や基本設計の段階──に最も力を入れられる環境があります。この段階でどれだけ考え抜けるかが、実施設計や現場管理の質と効率を左右します。
設備設計は完成して終わりではありません。竣工後に起こり得る状況──機器劣化、漏水、結露、停電など──を見通しながら計画する必要があります。TAEでは、先人たちの知恵や組織のノウハウを活用しながら、リスクを最小化する設計を日々追求しています。
同プロジェクトの意匠担当者とは密にコミュニケーションを取り、相談しやすい、されやすい環境作りを心がけています。何か大きく方向が振り切れてしまう前に、ちょっとした違和感の段階で相談できる関係性があることで、プロジェクト全体の効率が大きく向上します。意匠担当と事業者が見据えているものを意識しながら、自分の意見も入れつつ最適解を模索していくことにやりがいを感じています。
Question

当社に入社した理由は?

前職での設計経験を経て、環境設計により深く携わりたいという想いと、柔軟な働き方への期待がありました。面接でその想いを話したとき、前向きな返事をいただいたのがTAEです。今でこそスーパーフレックスですが、入社当時から柔軟に働ける環境でした。子供が生まれてからは、この環境のありがたみを一層感じています。自分で時間を調整できる環境だからこそ、仕事にも家庭にもしっかり向き合えています。
また、前職では建築設計と設備設計が別事務所だったため、ちょっとした疑問を確認するのにも時間がかかりました。TAEでは意匠担当が同じフロアにいるので、気軽に相談でき、スピード感を持ってプロジェクトを進められます。
設計の初期段階では、方向性が少しずれただけで後工程に大きな影響が出ることがあります。だからこそ、雑談ベースで「こういう方向で考えているんですが」と気軽に相談できる距離感は、設備設計者にとって非常に大きな価値があります。土木・都市開発含め社内で全ての業務が完結できることも、TAEの強みだと感じています。

完成した瞬間ではなく、

その後、何十年と使われ続ける。

だから設備は、建物を支え続ける。

Question

あなたにとって「まちづくり」とは?

商業施設やホテルなど、多くの人が利用する建物を設計する機会が多いのも、TAEの特徴です。家族や友人が自分が関わった施設を利用している姿を見ると、設備設計者としてのやりがいを改めて実感します。
その建物が完成したとき、誰がどのように使う建物となるのか。その点を意識して、設備側から少しでも寄り添えることが大切だと考えています。例えば、快適な空調環境があってこそ、人々は長時間その空間に留まり、交流が生まれます。適切な照明計画があってこそ、夜の街に賑わいが生まれます。設備は目立たない存在ですが、人々の行動や街の雰囲気を左右する重要な要素です。
さらに設備は、完成後も長く建物を支え続けます。将来起こり得るトラブルを事前に想定し、リスクヘッジする設計を心がけることで、建物が長く健全に機能し続けることができます。使う人々の快適性や利便性を考えながら、まちの一部となる建物を支えていくことが、設備設計者としての「まちづくり」への貢献だと思います。
渋谷アクシュ
Question

今後の目標は?

箱に設備を入れるのではなく、設備を活かすための箱を考える──そんな仕事をしたいと思っています。そのためには、計画初期段階から設備の意見を落とし込んでいける環境を作りたいです。
設備設計は後工程で検討することが多いのですが、本来は建物の計画段階から参画することで、より効率的で環境に配慮した建物が実現できると考えています。そのためにも、他分野の知識も吸収しつつ、初期設計の段階で「これをやっておけば後工程がスムーズになる」という見通す力を磨き続けたいと思います。
幅広い用途の経験を重ね、引き出しを増やしていくこと。それが、より質の高い初期設計につながり、結果として建物全体の価値を高めることになる。そう信じて、日々の仕事に向き合っています。
Schedule

ある1日のスケジュール(スーパーフレックス)

  • 7:30
    出社、打合せ資料作成
  • 10:30
    外出・施主打合せ
  • 12:30
    カフェで昼食
  • 13:30
    リモートワーク
  • 14:30
    外出・施主打合せ
  • 17:00
    帰社・社内打合せ
  • 18:30
    検討作業
  • 20:00
    退勤