渋谷ヒカリエ

  • 商業施設
  • オフィス

旧東急文化会館及び隣接街区一帯を含む再開発計画として、跡地に新たな情報発信の拠点として計画された、商業施設、飲食施設、劇場、オフィスなどの機能が重層的に構成する複合ビル。
現在、連鎖的に推進されている渋谷駅周辺開発におけるリーディングプロジェクトの役割を担った。
東急東横線と東京メトロ副都心線の渋谷駅と直結しており、2021年には東京メトロ銀座線駅が完成すると、線路上部の4階スカイデッキが宮益坂と接続される。
駅直結の地下3階から4階スカイデッキまでが、アーバンコアと呼ばれる縦方向の結節空間となっており、この吹抜空間は地下駅の自然対流による換気ルートとして活用され、年間約1,000tのCO2排出削減効果を得ている。
低層部の商業施設部分と地下の東急東横線渋谷駅を活かしながら、アーバンコアを中心にさまざまな階層で谷状地形の周辺地域と接続し、「坂のまちと駅を繋ぐ」ことで、多層の歩行者ネットワークをつくり賑わいを渋谷のまちへ繋いでいる。

<当社業務内容>
敷地整除型土地区画整理事業に関わるコンサルティング/複合ビルの設計監理/渋谷駅(地下駅)の設計監理

DATA

所在地 東京都
主要用途 事務所、店舗、劇場、集会所、展示場
建築主 東京急行電鉄株式会社
竣工 2012年4月
施工会社 東急建設・大成建設 JV
延床面積 144,545㎡
構造 S造
階数 34F/B4F
竣工写真 エスエス東京

受賞歴

  • 2012年度 グッドデザイン賞 鉄道協会賞 受賞