横浜駅きた西口歩行者デッキ設計(はまレールウォーク)

  • 社会基盤(土木)

歩行者デッキは、横浜駅ビルと横浜駅きた西口周辺地区の回遊性を高めるために設置された。全長は200m程度あるが、当社では河川横断部と駅ビルまでのアプローチ区間の約80mの橋梁設計を行った。このうち河川横断部は東横線が地上にあった時の鉄道橋梁(鋼下路桁)を再利用し、橋梁の上に歩道橋の桁を載せる構造にした。

【担当者のひとこと】
当該地は大型重機の進入が困難であり、首都高の直下という立地上、空頭制限もあった。このため、小型クレーンの吊重量制限から橋梁の製作ピース形状を小割に設計するなど、施工性を考慮した検討が必要であった。
また、鉄道橋梁を再利用しているため、一部で補強が必要になるなど、既設構造物の構造検証も行っている。
橋面のデザインには連続性が求められることから、上屋やタイル舗装などの意匠は建築が担当した。現在は「THE YOKOHAMA FRONT」へのアプローチにも利用され、歩行者の賑わいにつながり、設計者としてのやりがいを感じている。

DATA

所在地

横浜市神奈川区

発注者

東京急行電鉄

竣工年

2020年

業務概要

歩道橋詳細設計(上部工・下部工)

事業分野

道路構造物

構造概要

河川横断部  鋼床版連続4主鈑桁
駅ビル接続部 鋼床版箱桁ラーメン橋