中原架道橋
- 社会基盤(土木)
2016年熊本地震において、橋脚の上下端がピボット支承で構成される、ロッキング橋脚を有する道路橋が落橋する被害が生じた。これをうけ、鉄道橋においてもロッキング橋脚を有する橋梁の耐震性を高めることが明確化されたため、中原架道橋の耐震診断および補強設計を行った。
【担当者のひとこと】
当時、ロッキング橋脚を有する橋梁の耐震補強の事例が少なく、補強方法について「中原架道橋」の構造に合うものを見つけるのに苦労した。その分、完成時の充実感は大きかった。なお、今後発生が危惧されている首都直下地震に関して、今回の耐震補強が鉄道の安全輸送および早期復旧に貢献できていれば嬉しい。
DATA
所在地 | 東京都品川区 |
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発注者 | 東急電鉄㈱ |
竣工年 | 2022年 |
業務概要 | 既存鉄道構造物改良 |
事業分野 | 鉄道構造物 |