渋谷地下街「しぶちか」

  • 駅・駅一体商業施設

終戦後の駅前露店の移転先として、1957年に竣工した建物である。昨今の渋谷駅周辺の大々的な更新に伴い、設備的な面から渋谷地下街も全面的な改修を余儀なくされ、今回の改修となった。既存建物は、制定後間もない建築基準法での建築であり、現行法規上適法化させるため、法的手法や解釈を駆使し、防災評定による知事認定を受け、安全な地下街として生まれ変わった。デザイン的には「アナザースクランブル」というキーワードを掲げ、直上のスクランブル交差点と呼応しながら交錯する様を、天井ルーバーや照明のラインで表現し、未来的なイメージを創出した。

DATA

所在地 東京都
主要用途 駅一体商業施設
建築主 渋谷地下街株式会社
竣工 2021年
施工会社 東急建設株式会社
延床面積 4,978.45㎡
構造 RC造、一部S造
階数 B1F~1F
竣工写真 内木フォトスタジオ