Tokyu Architects & Engineers Recruit Site
設計の正しさにプラスして、
関わる人の合意によって
正解が見えてきます。
TAEの人
INTERVIEW
#05
林 徳俊
都市・土木本部 社会基盤設計室
2014年10月 中途採用
HAYASHI Noritoshi
Question
現在の仕事は?
鉄道橋や道路橋の設計を中心に、設計に付随して発生する行政との協議も私の仕事です。TAEの仕事は、ただ設計するのではなく、関わる人たちの合意を得ながらものをつくり上げていくのが特徴だと思います。例えば、街区(敷地)の間をつなぐ道路上にかかる橋の整備において、将来的に行政が橋梁を所有する場合があります。その際に設計の内容や維持管理に関して計画協議や設計協議、また道路管理者に対して占用協議が必要になります。そういうときは、解析や計算の緻密さやその設計が正しいかという設計者の視点に加えて、整備費用を負担する事業者と将来にわたって維持管理を行う行政の双方が納得できることも重要だったりします。プロジェクトを推進する上で時間のかかることに感じるかもしれません。でも今は、関係者の合意を得られる設計ができる、それが世の中に必要な技術者の条件じゃないかなと思っています。
Question
当社に入社した理由は?
前職は、鉄道専門の建設コンサルタントで、橋脚や橋台などの橋梁下部工の設計を担当していました。基本的に仕事を分業で進める会社だったのですが、もっと事業者の近くで、広い視野で多面的に仕事をしたいと考えるようになったのが転職のきっかけです。TAEなら鉄道会社のグループ会社なので前職の知識が十分活かせますし、そういう希望が叶えられるのではと入社を決めました。TAEでは、私が橋梁の設計をしているすぐ隣の部署で、同じプロジェクトの道路や基盤整備の設計を担当しているなど、いろいろな領域の人が集まって強みを活かしながらひとつのものをつくり上げていきます。見える世界が広がっていくのが実感できますね。
その街の風景や、
使う人の生活に溶け込む設計が、
土木としてのまちづくりへの関わりかた。
Question
あなたにとって「まちづくり」とは?
正直なところ、自分の中で「まちづくり」というものを意識したことはないのです。土木構造物は主張をしないことや、100年以上前に作られたものが現役であるように建物と比べて長い期間使われることで風景や建物に自然に溶け込んでいくことが多いからでしょうか。例えば橋を設計するとしても、渡る人には“橋を渡っている”という意識がなく、街区を訪れるお客様を誘うようにというテーマがあったりします。時代が変化しても使われ続ける土木構造物の普遍性と、こうしたプロジェクトのテーマを理解して自分の仕事をすることが、土木としての「まちづくり」への関わりかたなのかなと思います。
Question
今後の目標は?
今まで以上に事業者の視点や立場を理解して、鉄道改良等の計画や設計に関わりたいと考えています。今から7~8年ほど前に祐天寺駅の改良工事(通過線整備)に携わったのですが、線路切替工事というのは終電から翌日の初電の間で行います。鉄道路線の機能を止めないように切替当夜に向かって不確実性を排除していくさまは、まさにエンジニアリングの真髄のように感じられました。現在も線路切替を伴う連続立体交差の設計を担当していますが、より事業を動かしていく立場を意識して仕事がしたいと思いますね。鉄道の改良工事に関わっていく機会はこれからもきっとあります。今までの経験や知識を計画に反映し、質の高い計画ができるような技術者を目指します。
Schedule
ある1日のスケジュール
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9:30出社
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10:00発注者とWEB会議
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11:00CAD 図面作成指示・電話対応
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12:30社内でお弁当
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13:30定例打合せ資料作成
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15:00検討作業・設計成果品の確認
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17:00定例(web会議)
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19:00資料修正・図面確認
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21:00明日の準備、退社